『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』

特別篇:糸井さんとのクリエイティブの雑談。

6. 大事なことは雑談で決まる

### 6. 大事なことは雑談で決まる 糸井 : 昼休みの作戦会議の話に戻りますけど、
岩田さんが言う、その、
みんなで生き生きと言い合う状況っていうのは、
会議っぽいんですか?
それとも雑談っぽいんですか? 宮本 : 雑談ですよね。ギャグで重ねます。 岩田 : はい、雑談ですよね。
クリエイティブに関する大事なことは、
ほとんど雑談で決まってるような気がするんですよ。 糸井 : あー、うちの会社でも同じこと言ってる。 岩田 : だから、最近はもう、
どうやって会議をフォーマルな感じではなく、
雑談っぽい話ができる場にできるかって
考えているところがありますね。
そうしないと、極端にいえば、
つまらないことしか決められなくなるというか、
そういう恐怖心があります。 宮本 : うん。 糸井 : うちの会社は、去年引っ越したとき、
みんなの机があるフロアのあちこちに、
さっと集まれるような場所をつくったんですよ。
そういう場所が大事に決まってるから。 宮本 : ああー、はいはい。 糸井 : もう、レイアウトするときの図面に
そういう要素を不可欠なものとして入れて。
人が多くなっていくとさ、
そういう場所って潰れていくじゃない? 岩田 : はい、そうですね。
引っ越した当初は広くても、いずれ手狭になる。 糸井 : そう、いずれ手狭になる。
忙しくなって、人が増えると、
まず、雑談スペースからなくなっていくんですよ。 岩田 : はい。 糸井 : だから、引っ越すときに、
そういうスペースが潰れないようにした。
机とかイスとかを簡単に並べられないような場所に
その雑談スペースをつくったんです。 岩田 : 重要ですよね、そういう場所は。
昔だと、タバコ部屋が
大事なことが決まる場所だったっていう時期があって。 糸井 : はいはい(笑)。 岩田 : タバコ部屋での雑談から、
大事なことが早くわかったり、
いいアイデアが出たりしてたんですけど、
だんだん、喫煙者の割合も減っていき・・・。 糸井 : もはや、社内に喫煙場所がなかったりしますからね。 宮本 : ぼくも、わりと昔から、
井戸端をつくるようにしてるんですよ。 糸井 : それは、どういう場所につくるんですか。 宮本 : 昔は、30人ぐらいがいる部署の真ん中に
ドンと会議テーブルがあるとかだったんですけど、
そこを会議をする場所として
きちんと管理しだすとダメになって。
最近は、チームのブロックごとに、
何人かが座れる場所をつくってますよ。
お菓子場、みたいな。 糸井 : おんなじだ、おんなじ(笑)。 岩田 : お菓子が積んであって。 宮本 : うん。それはわりと推奨してます。 糸井 : お菓子場だ。 宮本 : うん。開発資料と一緒にお菓子がおいてある(笑)。 [7. うまくいく会議](/others/interviews/jp/wii/souj/sp/7/) {:.read-more}

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